妊娠中、ストレスを溜めなくてもお酒は止められる?
■お酒好きに禁酒は難しい?
お酒の好きな人の中には、肝機能を高めて更に飲めるようにとお酒強くなるサプリを飲む人も少なくはありません。
こういったサプリは飲めない人のためにあるように思いますが、飲む人にこそ必要だったりもするのです。
そんなお酒好きに禁酒は可能なのでしょうか?
飲みたくないのに飲んでしまう・やめようと思っているのにやめられないといったアルコール依存の方とは違い、お酒を飲むことが楽しみだったり、お酒の味が好きだったりという生粋のお酒好きの場合は、それがストレスの解消や生きがい、日常生活の喜びに繋がっています。
だからこそ、なかなか簡単にはやめられないというのが現状ではないでしょうか。
■妊娠したらやめられる?
女性のお酒好きにとって、一番やめやすいタイミングが妊娠です。
しかし、今までの生活の中で当たり前にしてきた習慣を簡単にやめられるのでしょうか?
妊娠中はストレスを溜めない方が胎児にとっても母体にとっても良いとされていますが、ストレスを溜めないために飲酒をするのは決して良くないことです。
少量のアルコールなら大丈夫という体験談などもよく耳にしますが、医学的根拠は全くありません。
アルコールは胎児にとって猛毒です。
成長の遅れや器官生成の異常、知能の低下などお腹の中で一生懸命生まれてくるための成長をしている胎児にはとても危険なのです。
妊娠初期には気付かずに飲んでしまうこともありますが、継続的に摂取すると流産や早産の危険性がグッと高まります。
こういった胎児への影響をしっかりと認識する事で母としての自覚ができ、やめようと決意することが出来るのではないでしょうか。
■ストレス無くやめる方法は?
まず第一に飲み会などのお酒の場には行かないということを徹底しましょう。
行けば周りはみんな飲んでいます。喫煙している方もいます。
飲んでいる人を見れば、飲みたくなるのが当たり前ですね。
かといって友人との付き合いも大切ですから、なるべく昼間のカフェやレストランなどでの食事会にしましょう。
それから、自宅にお酒を置いておかないということも意識しましょう。
パートナーが晩酌をする人であれば協力してもらえるように話し合ったり、調理目的以外でのお酒は買わないようにしましょう。
また、夜更かしは禁酒の天敵です。
映画や読書などで夜起きている時間が長くなるとだんだん飲みたいという気持ちになってしまうことも少なくはありません。
早寝早起きで日中の活動時間を長くすると自然と飲酒の機会を減らす事ができます。
大好きなお酒をやめることに対て感じてしまうストレスを他のことで発散させることも大切です。
生まれてくる子供のために何かを作ってみたり、子供用品を調べたり、時間を忘れて熱中できる新しい趣味を見つけると我慢の多い妊娠生活にも楽しみや喜びを見出すことが出来るのではないでしょうか。